輪島塗の歴史

輪島塗の歴史

輪島における漆器生産のはじまりについてはさまざまな説がありますが、そのいずれにも
確証はなく定かではありません。
現在残っている一番古い輪島塗は「重蔵権現本殿の朱塗扉」で室町時代の大永4年作
(1524年)と言われています。
近年行われた考古学調査では、鎌倉時代の漆器などが大量に出土した事から、能登の漆器
作りはかなり古くから行われていたことがわかってきました。

江戸時代のはじめには輪島地の粉が発見され、この頃から堅くて丈夫な漆器が作られるよう
になり「一生使える」と言われる輪島塗が誕生しました。
その後、漆器作りに適した気候風土、近隣にアテやケヤキなど材料となる素材が豊富にあった
事などから漆器生産が盛んになり技術が発達しました。

昭和50年には輪島塗が伝統的工芸品に、昭和52年には重要無形文化財に、昭和57年には
輪島塗の制作用具など3000点以上が重要有形文化財に指定され、美術工芸品として日本一
の漆器(=JAPAN)と称されるようになりました。

*重要無形文化財とは日本の芸能・工芸などの優れた「わざ」に対して国が与える名称

輪島塗の特徴

・原材料となる木や漆全てが天然素材
・地の粉と呼ばれる輪島特産の土を使用した堅牢な下地
・木地の破損しやすい部分に布着せと呼ばれる麻布を貼り付け強度を保持
・漆を塗り重ねる事による丈夫さ
・120以上に及ぶ丁寧な手作業を経て完成される工程
・布着本堅地仕上げのため、なおしもん(修理)が可能
・沈金、蒔絵など繊細で優美な加飾の技
・オーダーメイドで世界にひとつだけの漆器を作る事が可能
・輪島七職と呼ばれる各職のプロが作り出す最高レベルの工芸品

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