輪島塗の工程

輪島塗が出来るまで

漆器職人


堅牢優美な輪島塗は職人の専門化した完全分業制で生み出されます。細かな工程を数えると124工程にも及び、完成するまでに数ヶ月から一年くらいの時間を要します。

まず、土台となる木地の制作は、形によって3種類の木地屋が作ります。丸い物は轆轤を用いて椀木職人が、重箱のような四角い物は指物職人がお盆やお弁当箱などの曲物は専門の曲物職人が作ります。

塗り工程では、木地の補強を目的とする下地塗り、表面を滑らかにし形を整える中塗りと研ぎ(研磨)、そして塗り工程の仕上げである上塗り、全て専門の塗師が施します。最後に表面に艶を出すため呂色と呼ばれる特殊な磨き工程を呂色職人が施して完成となります。蒔絵や沈金などの加飾はそれぞれ専門の職人が行います。

このように完成までに数多くの工程を持つ輪島塗。長い歴史の中で培われてきた各職人達の技は伝統として受け継がれ、守られてきました。輪島塗は職人が分業して生み出す最高レベルの工芸品とも言えます。

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